草木萠動(そうもくめばえいずる)日。
濡れ 咲き匂う季節が巡りきた。
梅が退(しりぞ)き 桃開きを間近に、
想うのは桜のことだったり。早いですか。
ここ毎年 寒桜に逢うので桜との逢瀬は既に済んでいるのですけどね。1年のはじまりはいつも目まぐるしく、先取りが当たり前だ。四季(しぜん)に身を委ねて生活している方が性に合ってる自分です。皆さんこんばんは。
写真は雨の日の明治神宮。
神 棲まう場所。
濡れた土の濃い匂い、冷涼な空気、雨粒にざわめく木々の音、視界を覆う霧に吐き出される息の白さ…過ごしやすかった。
局での前打ち後の日で、傘もささず写真を撮りながら緩慢と帰路を辿ったわけで。自分しか居ませんでした。本殿側とかは居ましたよ?ただ自分が通るところは前後左右 人知れず状態で神隠しに遭いそうだった(笑)通り馴れてるところでも、日により気象により変化するものなので そこもまた良いところ。醍醐味ですね!(貸し切りって浮かれてた…)
雨の日のここは、
古(いにしえ)からの懸想文を受け取るよう。
降り頻る雫 ひとつひとつが、そう。
煩わしい喧騒から切り離れ、意識が凪いではしずんでゆく。瞬きの重みを感じた体は次の刹那には軽く 軽く フワリ…となる。
僕にとって
懐のおおきな優しい場所、なのです。
LIFE or ALIVE
歌手になりたいカメラマン兼アシスタント。 映像関係でも仕事しています。 歌うこと・撮ること、自分に素直でいいと言われるなら 表現することが好きだ。
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