秋霖に朧う。

その日は あいにくと雨だった。


月見月のすえ、肌寒さに毛穴が引き締まる。

緑濃い雨のなかでは夏の終わりがまじり、
物憂いに染まる秋を思わせた。

そんな日に出逢ったきみは
息を呑むほど艶やかで、
忘れそうな夏のかがやきを一際 放つ。


それは
秋霖に濡れそぼる夏のゆめ。
(花より愛しい きみという花。)

撮影:7S

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LIFE or ALIVE

歌手になりたいカメラマン兼アシスタント。 映像関係でも仕事しています。 歌うこと・撮ること、自分に素直でいいと言われるなら 表現することが好きだ。